1.汗と美肌の関係
30歳を過ぎるころからエイジングケアを始める人が多くなりますが、そのほとんどの人
は何某かの化粧品を買い求めることにあるようです。しかし、美肌を作るもっとも安く効
果的な方法が「良い汗をかくこと」ということを知っている人は多くありません。

汗の大半は水分ですが、なかには天然保湿成分であるNMF(天然保湿因子)が含まれて
いて、水分が蒸発してもこの天然保湿因子はそのまま残ります。つまり、角質にとどまっ
て肌の潤いを保つ働きをするのです。
また、汗が皮脂と混ざることで「皮脂膜」を形成し、皮膚の表面を乾燥や刺激から守って
くれるバリア機能の働きもしてくれます。同時に、汗は古くなった角質や老廃物なども一
緒に排出してくれることになりますので、美肌効果が期待できると言われていますし、汗
をかくこと自体が体温の上昇、血行の促進につながりますので、ターンオーバーの状態も
良くなります。
ただし、ここで言う良い汗とは、運動や入浴時に出るサラサラとした水のような汗のこと
で、緊張したりストレスを感じたときに出るベタベタとした悪い汗ではありません。その
違いは汗に含まれる成分の差で、汗をかく習慣のある人は、汗が出る前に必要なミネラル
類が再吸収されて水のような汗になりますが、汗をかく習慣のない人は、汗とともにミネ
ラルも一緒に排出されてしまうため、ベタベタとした感じの汗になるのです。普段から汗
をかかない人は、汗腺の機能が衰えてしまうため、ミネラル類を吸収することができなく
なってしまうのです。
2.良い汗のかき方
美肌のためには、どのように汗をかけば良いのかが気になりますね。汗にも個人差があり
ますので、一概には言えませんが、1日1回、運動や入浴などで「汗が皮膚から粒になり
滴り落ちる」というのが一応の目安になります。
運動ではもっとも取り組みやすいのがウォーキングですが、だらだら歩いているだけでは
なかなか汗は出ません。3分ずつの速歩きと普通の歩きを交互に組み合わせて30分ほど
のウォーキングを目安にして下さい。毎日続けるのが理想ですが、無理のない範囲で調整
してみて下さい。歩くのが難しいならストレッチや入浴などでも汗をかくことができます
ので、いろいろ組み合わせでもかまいません。
ストレッチをする場合は、おすすめは寝る前で、時間は10分程度、入浴は42℃ぐらい
の温度で30分程度の半身浴、サウナも悪くはありませんが、長時間や高頻度はおすすめ
できません。10分ずつ3回ほど、水風呂と交互に入るようにしましょう。

汗をかいた後のケアも大切で、暑い時期なら雑菌が増殖したり、寒い時期なら風邪を引い
たりすることもありますので、汗を洗い流す、清潔な服に着替えるなどの対策も考えるよ
うにしましょう。私は汗を流すときにゴールド石鹸というのを使っていますが、これだけ
でも有名美容液以上ではないかと思ってしまいます。もちろん、汗をかいた後には水分補
給も忘れずに。
いかがですか、汗は天然の化粧水とも言われる理由がお分かりいただけましたか?保湿効
果の他にも毛穴の詰まりを解消してくれたり、バリア機能が強化されたり、ターンオーバ
ーが改善されたりするんですね。さらに、活性酸素の1種であるヒドロキシルラジカルと
いう肌の酸化(しみ・しわ)物質も排出してくれると言われています。高価な美容液ばか
り探している人は、天然の化粧水とか最高の美容液と言われる「良い汗」をかく方向にち
ょっと視点を変えてみませんか?