1.なみだ目(流涙症)とは
なみだ目という言葉のとおり、必要以上に涙が出て困るような症状のことを言います。も
ちろん涙は出なければそれも大問題ですが、少し風が吹いただけでも涙が出過ぎる、特に
悲しい内容でなくても、ただテレビを観ているだけで涙が出る、といった状態のことです。

普通は、多少なみだが多くても我慢できないというほどのことでもなく、何となく過ごし
ている人も多いと思いますが、日常生活で何でもないときに目に異物が入ったときのよう
な涙が出ると少し困りますよね。それだけではなく、過剰に涙が出ることで視界がぼやけ
たり、まぶたがただれたり、目尻や目頭が切れるといったことも起こります。
ただ、なみだ目の症状が多く見られるのは、40代以降と言われていて、加齢による症状
の1つと考えて我慢している人も多いようですが、なみだ目(流涙症)は立派な眼病の1
つなのです。
涙とは、普通はあまり意識することはありませんが、本来、目の表面を川の水のように流
れているものなのです。上まぶたの目尻の奥にある涙腺から分泌され、目頭の近くの涙点
という小さな穴へと流れますが、その涙には目に必要な栄養素や抗菌物質なども含まれて
いて、目が正常に機能できるように働いているのです。
しかし、花粉症などのように、目に何らかの刺激や炎症が起きると、涙が過剰に分泌され
てあふれ出る(分泌性流涙)ことになったり、涙の通り道(涙道)が狭くなったり、加齢
による排出機能の低下や結膜の緩みなども涙目の原因になります。
2.なみだ目に対処するには
目の刺激や炎症による涙目は、人生でだれでも一度は経験したことがあると思いますが、
むしろ中年以降に見られる自覚症状のない涙目が問題ではないかと思います。これはある
意味、老化現象の1つでもあるのですが、目の機能が低下することで、風に当たっただけ
でも目が刺激されて炎症が起きたり、テレビやスマホ画面を見過ぎて目を酷使することで
目の表面が乾きやすくなり、炎症が起きやすくなりますので、それを鎮静化させるために
涙の分泌量が増えるためです。

2つになります。導涙性の場合は、眼科での治療や手術が必要になりますが、炎症性の場
合はセルフメディケーションも可能であると言われています。もちろん、いずれのケース
でも、時間にゆとりのある人なら、眼科を受診して医師の指導のもと治療するのがベスト
ですが、働き盛りの忙しい人は、多少涙が邪魔に思えても眼科へ行く人は少ないというこ
とですので、そのような人にも有効な方法として、眼科でも使われている「目薬」を試し
てみるというのも1つの方法です。
加齢や目の酷使による炎症が原因のなみだ目の症状は、プラノプロフェインという成分が、
効果的に症状を鎮める働きがあると言われていますので、この成分が含まれる目薬を使っ
てみて下さい。もちろん、必要以上に目を酷使するようなスマホやパソコンの長時間利用、
コンタクトレンズの長時間使用など、日常生活上でも前向きに取り組むことが大切です。