黄砂アレルギーの症状と健康への影響、予防に必要な基礎知識

黄砂アレルギーの症状と健康への影響、予防に必要な基礎知識

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1.黄砂アレルギーの症状

黄砂とは、中国の砂漠地帯で強風によって巻き上げられた砂塵が偏西風に乗って日本へと
運ばれる状態のことを言います。一般的には2月下旬~5月上旬までの時期に起こり、西
日本から東日本までの広範囲にわたり影響を与えます。

砂だけでも問題ですが、黄砂には大気中に存在する化学物質やウイルス、カビなどの微生
物も付着しながら飛んでくるため、私たちの健康にも被害が及ぶことがあります。その代
表的な症状が黄砂アレルギーということになります。

黄砂アレルギーの症状は、鼻水・鼻づまり、目のかゆみ・充血、喉のイガイガ、皮膚のか
ゆみ、喘息の悪化などですが、この時期にはもう1つよく似た症状の花粉症もあるため、
その判断に悩む人も多いかも知れません。しかし、花粉症は主にクシャミ・鼻水・目のか
ゆみなどで、その中心は目と鼻に関係した症状(耳鼻科)ですが、黄砂アレルギーは喉の
痛みや乾いた咳、皮膚のかゆみなど、その症状の主体は呼吸器内科や皮膚科の担当になる
ことが多いようです。ただ、時期的に両方が併発していることもありますので、病院へ行
ク場合は、まずは気になる症状の診療科を受診することになりますが、よくわからないと
きは、とりあえず内科を受診してみて下さい。

黄砂による症状は、目には結膜炎の症候(かゆみ・充血・まぶたの腫れ・目やに・落涙な
ど)、肌が露出している部位を中心にかゆみをともなう発疹や赤みが生じます。また、黄
砂には微量ながら、鉛やカドミウムなどの金属成分も含まれていますので、もともと金属
アレルギーのある人は、強く反応することもあります。さらに、黄砂に含まれる有害物質
に対する免疫反応として、微熱や倦怠感、頭痛などの全身症状が現れることもあります。

2.黄砂アレルギーの予防

黄砂アレルギーを予防するには、まずは気象庁の黄砂飛散情報をしっかりチェックして、
飛散が多いとされる日には、できるだけ外出を控えることです。また、外出をするときは
高性能マスクや保護メガネを着用したり、肌が露出しないような服装にし、帰宅したらす
ぐに、うがい、手洗い、洗顔、着替えをするようにしましょう。室内でいるときは、窓を
閉め、HEPAフィルター搭載の空気清浄機を使用したり、適切な湿度を保ったり、掃除
をこまめにすることなどで対策をしましょう。洗濯物は黄砂の付着を避けて室内干しが原
則です。特に皮膚の弱い人は注意して下さい。

そして、黄砂に限ったことではありませんが、日頃から栄養バランスの良い食事、質の良
い睡眠、適度な運動などを通して免疫の維持強化に努めることも大切です

すでに症状が出ている場合は、まずは「黄砂アレルギー自体を治す薬はない」ということ
を知った上での対症療法を行います。病院へ行けば、抗ヒスタミン薬や点眼薬、ステロイ
ド薬などが処方されますが、それらで症状を緩和しながら治まるのを待つことになります。

近年は、鼻マスクという商品も開発されていますので、黄砂や花粉の始まる前から使用し
始めるのも効果的な対策の1つとしておすすめできます。慣れるまで多少の経験と時間が
必要ですが、コンタクトレンズと同じで、一度慣れてしまえばそれほど難しいものではあ
りません。上手に使いこなせば、感染症(飛沫感染)予防、マスクによるメガネのくもり
などの問題も気にならなくなります。