1.冬に風邪をひきやすい原因
冬に風邪をひきやすくなる一番の原因は「空気の乾燥」です。それは、ウイルスは乾燥し
た環境を好むことと、私たちの体を外敵から防衛する役目をする鼻や喉の粘膜も、乾燥や
低温下ではその機能が低下するためです。つまり、風邪とは上気道(鼻や喉)にウイルス
などの微生物が感染することで起こるのです。

本来、私たちの鼻から喉、肺に至るまでの呼吸器は、常に外気と触れる状態にありますが、
特別な問題が起きないのは、鼻や喉の内壁の粘液が異物をとらえ、繊毛運動によって外へ
排出するようになっているからです。粘液には免疫機能も備わっていますので、ウイルス
などが感染すると、くしゃみや鼻水、咳、たんなどで異物を出そうとしたり、状況によっ
ては、炎症が起きて鼻づまりや喉の腫れ・痛み、熱などの症状が現れることもあります。
これらはすべて、免疫の働きが活発になっているときに起きる症状です。
風邪の症状は、だいたい5日前後で治りますし、発熱はせいぜい3日程度で治まります。
もし、それ以上に長引くようなら、風邪をひいている間に別の細菌に感染(二次感染)し
ている可能性が高いと考えられます。特に、鼻や喉の症状以外の全身の症状が強く出るよ
うな場合は、単なる風邪症候群ではなく、インフルエンザやウイルス性胃腸炎などに感染
している可能性があります。
2.風邪をひいたときの対処法
風邪をひいたと感じたら、症状を悪化させないように注意していれば、普通は数日で自力で回復することが多いようです。症状を悪化させないためには、初期に効果があるとされ
る市販の風邪薬などを飲んだり、安静にして水分や栄養補給をすることです。私は昔から
ずっと「改源」を飲むようにしています。生薬配合の風邪薬ですので、眠くなることもな
く、その効果はしっかり確認できています。まちがっても解熱剤などは飲まないことです。

風邪による発熱は、体が病原菌と戦っている最中ですので、解熱剤などで免疫の戦力を奪
うようなことをしてはいけません。むしろ、体が熱くなり病原菌を撃退するように加担す
べきです。例えば、私の場合は改源を飲んで30分ほど足湯をして温めていれば、1時間
後にはもう治っていることが多いです。ただし、急に38℃を越えるような発熱がある場
合や咳・たんが長く続くような場合は、他の細菌による二次感染の疑いがありますので、
医療機関での受診をおすすめします。
風邪を予防するには、まずは風邪ウイルスに負けない体作りをすることです。食事で言え
ば、免疫システムに有効なビタミンCや粘膜を強化するビタミンB群、動物性タンパク質
などを意識することです。そして、ウォーキングなど適度な運動で血流の改善をめざしま
す。血管が収縮して繊毛運動が弱くなると、粘膜の乾燥に対する防御機能が落ちることに
なるからです。さらに、睡眠不足、ストレス、過労などで免疫機能を低下させないように
注意することです。