ノロウイルスに感染したときの症状と対処の仕方

ノロウイルスに感染したときの症状と対処の仕方

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1.ノロウイルスの症状

ノロウイルスは、主に、冬の時期に流行する感染症で、12月~2月頃がピークと言われ
ています。アメリカのオハイオ州ノーウォークで発症した集団急性胃腸炎の患者から検出
されたウイルスが由来で、ノーウォークウイルスと呼ばれていたものが、2002年に国
際ウイルス学会で「ノロウイルス」と正式に命名されたものです。

主な症状は、激しい下痢や嘔吐で、冬に多く発生する感染症ですが、冬季限定というもの
でもなく、年中発生する可能性があります。また、獲得免疫の持続性が短いため、何度も
かかるという特徴もあります。

ノロウイルスの感染経路としては、汚染された水や食品(牡蛎の生食など)の他に、感染
者から手や物品を介して感染したり、便や嘔吐物の処理方法が適切でなかったためにウイ
ルスが取り込まれることで二次感染を引き起こすなどと言われています。

ノロウイルスは、感染してから2~3日の潜伏期間を経て、突然、激しい「吐き気」や「
嘔吐」が起きるのが特徴ですが、下痢や腹痛、頭痛、筋肉痛、発熱をともなうこともあり
ます。症状は普通は発症後1~2日で治まることが多いとされています。

生命にかかわるといったものでもなく、後遺症もありませんが、感染力が非常に強いため
学校や施設などでの集団感染が起きないように注意が必要です。

2.感染した時の対処法

ノロウイルスには有効な特効薬がありませんので、対症療法中心で対処することになりま
す。なかでも、激しい嘔吐と頻繁な下痢(水様便)がもっとも辛いところですが、それ以
上に注意すべきは、下痢や嘔吐による「脱水症状」と嘔吐物による「窒息リスク」です。
特に乳幼児や高齢者の場合は十分な配慮が必要です。

症状が少し落ち着いたら、少しずつ「水分補給」をして下さい。一度に多く飲ませると、
吐き戻してしまうこともあります。また、嘔吐時にはナトリウムやカリウムなどの電解質
も排出してしまいますので、できれば電解質を含んだ「経口補水液」などがおすすめです。
脱水症状がひどい場合には、病院で点滴治療が必要になることもあります。また、下痢が
激しいときは下痢止め薬などを飲みたくなりますが、下痢止め薬は病気の回復を遅らせる
ことになりますので使用しないようにしましょう。

嘔吐物にはノロウイルスが大量に含まれていて感染源になりますので、その処理を行う際
には十分な注意が必要です。身体にウイルスが付着しないように、使い捨てのエプロン、
マスク、手袋、足元はビニール袋などで覆うようにして処理します。

嘔吐物は周囲に飛び散らないように静かに拭き取り、ビニール袋に密閉して廃棄します。
嘔吐物が付着した床などは、次亜塩素酸ナトリウムをペーパータオルなどにしみ込ませて
覆うようにして拭き取ります。嘔吐物は長時間放置せず、できるだけ早く処理する必要が
あります。また、嘔吐物で汚れた衣類は、塩素系の消毒液に1時間程度漬けるか、85℃
以上の熱湯に漬けて消毒し、その後に洗濯するようにします。たまに、色落ちや生地を傷
めてしまうこともありますが、必然的な事故として割り切る気持ちも必要です。

嘔吐物を処理した後は、消毒液でしっかり手洗いをするようにして下さい。そして、ノロ
ウイルス感染者がトイレを使用した際には、フタを閉めて水を流すことでウイルスの飛散
を防いだり、しっかり消毒したり、手を触れる場所をこまめに掃除するようにして下さい。