1.しもやけになりやすい人とは
しもやけとは、寒冷刺激(寒さや冷たさ)を繰り返し感じることで、血管も収縮と拡張を
繰り返しますが、そのときに血液の流れが悪化することで炎症を起こした状態のことです。
しもやけの初期症状としては、寒冷刺激で血流が悪くなることで、毛細血管が拡張して、
皮膚が赤く腫れる段階とされていますが、その前兆として、末端部分(手・足・耳・鼻な
ど)に冷えを感じている人が多いと言われていて、冷えが進行するに従って、皮膚が白っ
ぽくなって、感覚が鈍くなってくることが多いようです。実は、この段階で冷えたところ
に適切な対処ができれば、しもやけは防げるのです。つまり、温かいところに移動して、
体を温めることができれば、しもやけは未然に防げることになるのです。

とは言っても、同じ環境で生活していても、しもやけになりやすい人となりにくい人がい
ます。それは冷気によって血流障害の起きる程度と、そこから回復する能力の差というこ
とでもあるのですが、その違いは遺伝的な問題であったり、冷え性や低血圧による血行不
良によるところが大きいと言われています。
また、一般的には、男性より女性や子供にしもやけリスクが高いとされていますが、明確
な理由は解明されていません。ただ、中高年の女性は、毎年発症することが多いという特
徴があるようです。
しもやけは普通1~3週間で治るとされていますが、できればしもやけの前兆をとらえて
適切に対処することで、しもやけを未然に防ぐことが理想です。
2.しもやけになってしまったら
しもやけの治療は、主に症状の緩和と再発予防が中心になります。なので、初期段階では
病院へ行っても、特別な治療が行われる訳ではありませんので、まずはセルフケアで症状
の進行を食い止めることを考えてみましょう。
基本的には、体を温めることを中心にして、血行を良くすることです。もっとも簡単な方
法は、手や足をぬるま湯に浸して温めることになります。ただし、急激に熱いお湯をかけ
ることはNGです。逆効果になります。目的は血行の促進ですので、その方面に役立つ軽
いマッサージやストレッチなどは効果があります。

血行が促進されると、しもやけの症状も改善されますので、ビタミンE配合のクリームな
どで血行の促進や皮膚の回復を目指すようにします。
しかし、時すでに遅く、症状が重症化してしまっているような場合は、初めから医師の指
導を受けながら治療することをおすすめします。
しもやけは、環境によっては何度も再発しますので、一度治っても油断せず、日常生活上
で予防策を講じることが必要です。つまり、しもやけの前兆から回復まででやってきたこ
とを、生活上で実践していくことになります。特に前兆段階での冷えを感じたり、皮膚が
変色してきたら、温かい場所に移動して体を温めることで、未然にしもやけを防ぐことを
目指すようにすることが大切です。
また、貧血や低血圧、低体温の自覚がある場合には、まずはそちらの改善を優先する必要
があるかも知れません。特に、毎年しもやけになっているような人は、早目に対策を始め
ることで、後々の経過が大きく違ってきます。厚手の衣類や手首・足首ウォーマー、マフ
ラー、手袋などの防寒具を点検・補充したりしながら、秋口からは末梢血管の流れを良く
するマッサージやストレッチを始めたり、適温のお湯でしっかり温まるなどの対策を通し
て、しもやけを予防するようにしましょう。