はしかの初期症状と基本的な治療法、回復までの過ごし方

はしかの初期症状と基本的な治療法、回復までの過ごし方

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1.麻疹の初期症状とは

はしかとは、はしか(麻疹)ウイルスによる急性のウイルス性感染症です。感染力が高く、
発症前からすでに感染力があり、飛沫や接触はもちろん、空気感染もします。原因は麻疹
ウイルスで、感染者の咳やくしゃみを介した飛沫感染、感染者の体液からの接触感染、空
気中に浮遊するウイルスを呼吸で吸い込む空気感染などで感染が拡大します。

はしかは、感染後10日前後の潜伏期間を経て症状が現れますが、症状の出る前から感染
力があります。初期症状としては、まずは発熱・咳・鼻水・目の充血(結膜炎)・咽頭痛
が数日間続きます。発熱は一度落ち着きますが、このころに頬の内側(口腔内)に小さな
白い斑点(コプリック班)が現れます。

その後、体温は再び高熱(39℃以上)を示し、顔や首に赤い発疹が現れ、やがて全身に
広がります。この状態は数日間続きますが、この頃になると口腔内のコプリック班は消え
ます。また、この時期には下痢や脱水症状が認められることもあります。

肺炎や中耳炎、心筋炎、脳炎などの合併症がなければ、症状は10日程度で治まり、発疹
も徐々に消えて行きます。

はしかは昔は子供に多い病気と言われていましたが、近年では10代、20代での感染が
多いと言われています。2006年から、麻疹・風疹のワクチンが義務化されましたが、
それ以前の予防接種を受けていない人に多く感染しているためと考えられています。

2.はしかに感染したら

はしかの治療法としては、基本は「対症療法」が中心になります。つまり、麻疹ウイルス
の特効薬がないため、症状を緩和したり、合併症の予防を目的とした治療をすることにな
ります。なので、基本は、こまめな水分補給をしながら十分な休養をとることで、痛みや
高熱がある場合は、その症状を緩和するための薬品などが使われます。

また、はしかは一度感染すると、その後はずっと免疫が持続すると言われていますので、
理屈上は、過去に感染した人は、一生、はしかの心配はないということになります。しか
し、それは麻疹が時々流行して、ウイルスと接する機会が多かった時代の話で、現在の日
本のような「ほとんど流行しない環境下では、獲得免疫も低下して行く傾向にあるようで、
実際のところ2度、3度とかかる人もいるようです。

よく似た症状が出る感染症に風疹(三日はしか)があります。こちらは2~3週間の潜伏
期間の後に、発熱・発疹・リンパ節の腫れなどの症状が数日続きますが、感染力や症状は
はしかより軽いとされています。ただ、妊娠初期に発症した場合は、胎児に先天性の障害
(難聴・白内障・心臓異常などの先天性風疹症候群)が発症するリスクが高くなると言わ
れていますので注意が必要です。特に妊娠20週(5カ月)頃までのリスクが高いとされ
ていますので、この時期は不必要な外出は控えるようにしましょう。

麻疹と風疹は、別のウイルスによるものですので、麻疹にかかっても、風疹の免疫が獲得
できる訳ではありませんし、その逆も然りです。注意しましょう。