ライム病の原因と特徴的な症状、感染を予防する方法とは

ライム病の原因と特徴的な症状、感染を予防する方法とは

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1.ライム病の原因と症状

ライム病とは、病原性を有するマダニの媒介による感染症です。病原体(ライム病ポレリ
ア)を保有するのは野鼠やイノシシ、小鳥などの野生の鳥獣ですが、その血を吸ったマダ
ニ(シュルツェ・マダニ)に刺されることで発症する人獣共通感染症です。

シュルツェ・マダニは涼しい地域を中心に生息していますので、日本では北海道などの涼
しい地域、本州や四国・九州の山間部に限られていることから、年間10数例と少ないで
すが、ヨーロッパでは10万人近い患者が出ていると言われていて、日本人の場合はどち
らかと言うと、欧米などの海外旅行中に感染することが多いとも言われています。

マダニに刺されると、3日から1カ月以内にダニの刺咬部を中心に紅斑(遊走性紅斑)と
呼ばれる赤みが現れ、時間の経過とともに徐々に拡大して行きます。同時に、発熱・倦怠
感・関節痛・筋肉痛などのインフルエンザのような症状が現れることがあります。

皮疹は1カ月もすれば自然に消えますが、皮膚内で増殖したポレリアが血液に乗って全身
に広がるとさまざまな症状が現れるようになります。脊髄神経炎、髄膜炎、顔面神経麻痺、
角膜炎などが具体的な症例になります。

さらに、時間が経過して病状が進むと、痛みや腫れをともなう関節炎や皮膚病変、中枢神
経系の異常などの症状となって現れることもあります。

現在は、それぞれの症状に合った治療法も研究されていますので、マダニに刺されたこと
が判明した場合には、できるだけ早く医師の診断を受けることをおすすめします。

2.ライム病の予防と対策

世界にはライム病を予防するためのワクチンも存在しますが、日本ではまだ導入されてい
ませんので、まずはマダニに刺されないようにすることが一番の予防法です。マダニが出
現するのは春から夏(だいたい4月~10月)には特に注意が必要です。

具体的には、道から外れたヤブ(ケモノ道など)には入らない、防虫ウエアを使用する、
長袖・長ズボンを着用し、靴下の中にズボンの裾を入れる、仲間がいる場合は仲間同士で
ダニがついていないかチェックする、首にタオルを巻く、明るい色の服を選ぶ(ダニを見
つけやすい)、帰宅後にじっくりマダニがついていないか調べる、といったことです。

万が一、マダニに刺された場合には、自分で引きはがそうとせず、できれば皮膚科でマダ
ニの切除をしてもらうようにしましょう。マダニから人へ伝播するまでには一定の時間が
必要とされていて、毒蛇に噛まれたような緊急性はありませんが、できるだけ早く対処で
きた方が良いに決まっています。一般的にはマダニに刺されて3日以内に除去できれば予
防効果が高いと言われています。ただ、マダニにはライム病以外の病気も媒介すると言わ
れていますので、ライム病変にかかわらず、身体に何か異変がある場合は病院で検査を受
けるようにして下さい。

また、イカリジン配合の虫よけ剤はマダニへの有効性もあると言われていますので、お守
りより心強い味方かも知れません。