残留農薬の健康への影響と摂取量を減らすための野菜の食べ方

残留農薬の健康への影響と摂取量を減らすための野菜の食べ方

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1.残留農薬と健康への影響

農薬とは、農作物を害する真菌・線虫・ダニ・昆虫などを駆除するための殺菌剤や殺虫剤
のことを言います。実際、自分で農作物を栽培してみると解りますが、何も対策をしなけ
れば、まともに育つ野菜などほとんどありません。さらに、完璧主義の日本人に買っても
らうには、無傷で見栄えの良い状態に育てなければならず、農家の側から言えば農薬は欠
かせない手段ということになります。しかし、当然のことながら、収穫された農作物にも
その農薬の一部が残っています。この収穫後の農作物にも残っている農薬のことを残留農
薬というのです。

もちろん、農林水産省も残留農薬の基準を設定していますので、その基準を大きく上回る
ことはないと思いますが、農作物をすべてチェックしている訳でもありませんし、ほとん
どの場合、農家の判断と良識に委ねられているようなところがあります。

ただ、アメリカの話ではありますが、「Dirty Dozen」「Clean 15」という残留農薬の多
い農作物12種類と少ない農作物15種類として列挙されていますので、一応の目安とし
て覚えておくと良いかも知れません。Dirty Dozen の1位~12位は、イチゴ、ほうれん
草、ネクタリン、リンゴ、もも、洋ナシ、さくらんぼ、ぶどう、セロリ、トマト、パブリ
カ、じゃがいも、ということになっています。

また、日本では、人が一日に摂取する残留農薬の許容量というのも定められていて、わか
りやすく言うと、体重60kgの人なら1日0.3mgということになります。

いちいち残留農薬を測り、計算しながら食べる人はまずいないと思いますし、もしいたと
して、毎日許容量の範囲内であったとして、それで本当に安全かと言えば、そういうもの
でもなく、つまるところ気休めに過ぎないのです。

2.残留農薬を上手に減らす

残留農薬は許容量にかかわらず、できるだけ少なく摂取する方が良いに決まっています。
そこで、我々一般庶民にできることは、いかに残留農薬の摂取を少なくするかということ
になります。

まずは、水でよく洗うことです。できれば10%程度の「重曹」や「酢溶液」で洗うと効
果的と言われています。ただし、トマトや薄皮の果物など、農薬の使用頻度が高い作物は
見た目に美しければ、そのままかじりたくなりますが、この種のものは水洗いでは農薬は
落ちないと言われていますので、できれば「皮をむいて食べる」ことをおすすめします。

多少ゆとりのある人で、健康に関心のある人は「有機JASマーク」のついたものを選ぶ
ようにしましょう。このマークのついているものは、原則として、化学的に合成された肥
料や農薬は使用しないことになっていて、その農作物を使って加工した製品にもつけるこ
とが認められています。減農薬栽培、有機野菜、オーガニック野菜、などいろいろな呼び
名がありますが、それらの名前より「有機JASマーク」の有無を確認しましょう。

近くで手に入らない人には、ネット販売でも買えます。農家の人の顔が見え、無農薬、無
化学肥料で育てられた旬の野菜が届きますので、安心して食べることができます。

実際、数年前より、私自身も無農薬・有機栽培で野菜作りをしていますが、味はもちろん
のこと、無農薬・無化学肥料という安心感が何よりのごちそうになっています。





 

 

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