1.体内に蓄積した金属とは
重金属というと、何か大きな物体を思い浮かべる人もいるかも知れませんが、実はそのよ
うなものではなく、空気や水、食品などを通して取り込まれる目に見えない小さな物質の
ことです。そのような重金属によって引き起こされた病気の代表が、水俣病、新潟水俣病、
イタイイタイ病、四日市喘息などで、多くの被害を出したことで四大公害病と言われて社
会問題となりました。
当時は、戦後の日本産業が発展の一方で、それらの仕事に従事する人や、その家族、工場
付近の住民などが主な被害者でしたが、現代人の場合は、少し違ったルートで重金属は蓄
積され続けています。農薬や化学肥料、食品添加物などが、近年よく話題になるところで
すが、水や空気にも多くの有害物質が含まれていますし、水銀などの常温レベルでも気化
する物質などは、大気中に拡散されて皮膚からも吸収されています。

このように、重金属とは、いくら注意しても完全に避けることのできない有害物質なので、
対策としては、できるだけ取り込まないようにすることと、排出しやすい環境をつくるこ
とが大切です。このような重金属の排出(解毒)をキレーションと言います。
体の中に毒素が溜まってくると、まず不調をきたすのが恒常性です。そこからホルモンバ
ランスが乱れたり、アレルギー反応が出たり、代謝異常、内臓不全といった、さまざまな
原因不明の症状が現れるようになります。免疫低下(風邪を引きやすい)、生活習慣病、
アレルギー体質、などとも無関係ではありません。
2.自分でできる重金属対策
有害な金属として知られているのが、鉛、ヒ素、カドミウム、水銀、ニッケル、アルミニ
ウム、タリウム、スズ、セシウムなどですが、いずれもすぐに分かるような毒性物質です。
このような物質が蓄積されることで、老化がすすみ、体調不良や病気を引き起こすことに
なります。すでに、症状がハッキリしてるようなときは、専門医でキレーション治療を受
けるのが良いと思いますが、まだそれほど深刻ではないものの、将来的に不安を覚えると
いう場合は、自分でも取り組むことができます。
人間には本来、有害物質を排出する機能があります。なので、まずはその機能を十分に活
用することです。有害物質の7割以上は排便によって排出される、ということをご存知で
しょうか。すると、何をすべきかということがハッキリしてきます。そうです、腸内環境
を改善して便秘などを解消することです。
腸内環境を自然に改善するには、味噌汁や漬物などの発酵食品を摂るようにします。そし
て、よくご存知の食物繊維の摂取量も増やしましょう。次に、キレート食品とも言われる
ニンニク、玉ねぎ、ネギ、ニラなども積極的に取り入れましょう。
わかっていても、それがままならないという向きには、サプリメントもありますので、多
少の出費になりますが、それを上手に活用しましょう。
次に、汗も解毒に貢献してくれますので、適度な運動や湯船に浸かる入浴、などでしっか
り汗をかくようにしましょう。実は、解毒の約7割が排便、約3割が汗と言われています。

あと、日常生活で気をつける最も危険な物質は水と言われています、日常的に使うものに
各種消毒剤や有害物質が含まれているだけではなく、排水管の鉛が溶けていることも少な
くありません。対策は、浄水装置を付けることです。100%は無理だと思いますが、販
売許可されている浄水器は、概ね「ろ過水量1000リットルで80%」以上のろ過能力
があるとされていますので、卓上型のものでも十分に機能します。
最後に、多少値段が高くても、多少見てくれが悪くても、虫も食べないものより、虫がす
すんで食べる野菜を選んだり、インスタント食品、ファストフード、コンビニ弁当など、
簡単に食べれる、消費期限の長い食品等は自発的に外すようにしましょう。
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