女性のワキガは少なくない?
ワキガといえば男性というイメージでとらえている人が多いようですが、それは間違いで、
女性にもワキガが多いという事実さえ知らない女性が案外多いのです。しかも、ワキガに
なる可能性は男性も女性も同じ確率であると言いますから、これは無視できませんね。
ワキガは、遺伝的な要素が多いので、片親にワキガがあれば50%、両親がワキガならそ
の確率は80%と言われていますから、自分の両親にワキガがある場合は、自分にもワキ
ガはあると考えた方がいいでしょう。というのは、ワキガをはじめ自分の体臭はいくら自
分で嗅いでみても分からないものだからです。
では、自分のワキガはどうして知ればいいのかということですが、これはあくまでも可能
性として「ワキガのある他の人の特徴」から推察することになります。
その特徴とは、「両親にワキガがある」「脇汗が多く、衣類にも汗染みがある」「耳垢が
湿っている」「わき毛が多い」「肉食が多い」といったことですが、本音で話せる友人が
いれば、「本当のことを知りたいから」と単刀直入に聞いてみるのも良いかも知れません。
いずれにしても、ワキガの対策は「自分がワキガであると自覚する」ことがその第一歩に
なりますので、ワキガ体質の特徴に当てはまると思う人は、勇気をもって自分のワキガの
事実を知ることから始めてみて下さい。
特に生理中には女性ホルモンの関係で基礎体温が上がり、汗も多く分泌されることで皮脂
も多く排出されワキガの条件が整うことになりますので、普段はワキガなどなくても急に
臭いだすということもよくあります。
男性より女性の方がワキガ体質?
意外かも知れませんが、女性は体の構造上、男性よりワキガが発生しやすいと言われてい
ます。それは、もともと男性より女性の方がアポクリン腺が多く存在し、皮下脂肪がつき
やすいため汗もたくさんかく人が多いからと言われています。
更に、ケーキなどスイーツを好む女性は、そこに含まれる乳製品から多くの脂も汗と一緒
に分泌されることになります。つまり、全般的にも女性はワキガが発生しやすい条件が多
くそろっているのです。
では、女性のワキガはどうすればいいのかということですが、まずは「わきの下を清潔に
すること」です。濡れティッシュや濡れタオルでまめに拭いたり、制汗剤を塗ったり、脇
下パッドをつけたり、余裕がある人は下着を取り替えたり、入浴、シャワーなどで対策を
することになります。
以前は、ワキガは手術しか治す方法がないと言われていましたが、最近は必ずしもそうい
うものでもなく、制汗剤のなかには、これまでの汗をとめるだけの無臭のものとは違って、
汗を抑えながら殺菌とアロマの香りで、悩みを魅力に変えるという最先端のワキガケア方
法もありますので、手術をしたいとまで悩んでいる人には、その前にぜひ試してみていた
だきたいと思います。