１．注意しなければならない口臭
口臭と言ってもいろいろな種類があり、代表的なものに「生理的口
臭」「食品・嗜好品による口臭」「病的口臭」といったものがあり
ます。
生理的口臭というのは、朝起きたときや緊張したときに口の中が乾
いて繁殖した細菌が原因になるものですが、この場合は普通に誰に
でもあるもので、時間の経過とともに気にならなくなりますので、
それほど心配したものでもありません。
また、食品・嗜好品というのも、ニンニクやタバコ・アルコールな
ど、自分でも原因がわかっているものですし、一時的なものなので
特に心配するようなものでもありません。
問題なのは、病的口臭で、口や鼻・喉・呼吸器・消化器系の病気と
関連して発生するものですが、そのうちでも約９割以上が口内の原
因によるものと言われていますので、口臭は他の疾患に比べて、比
較的原因は突き止めやすいということになります。
しかし、口臭が発生しているかどうかは自分ではわかりにくく、あ
る種の調査では、他人の口臭を指摘できないと回答した人が９８％
ということで、実はここが一番の問題なんですね。
つまり、いかにして自分が口臭の加害者になっているかどうかを知
ることにある訳です。
では、９０％以上の口臭の原因となる口内の要因の主なものはと言
えば、口内細菌と歯周病ということになるんですね。
そこで、口臭を防ぐ方法はと言えば、食べカスや舌苔に含まれるタ
ンパク質を分解して口臭を発生させる口内細菌の増殖を抑えること
と、歯周病菌を抑制して口内環境を整えることになるんです。
簡単と言えば簡単かも知れませんが、虫歯が痛むといったようなも
のとは違って、なにしろ自分ではわかりにくく、他人も教えてくれ
ないのが口臭ですから、まずは自分が口臭を発生しているというこ
とが自覚できない限り、自主的にケアするということが難しいもの
なのです。
２．口臭予防が必要な人
成人の８０％以上の人が歯周病にかかっていると言われていますの
で、程度の差こそあれ、おおよそほとんどの人が歯周病による口臭
発生の可能性があります。
歯周病とは、歯と歯肉の境目に歯垢が蓄積し、そこに多くの細菌が
感染して歯肉に炎症を起こさせる疾患です。最初はほとんど自覚症
状もありませんが、進行すると最後には歯を支える土台の歯が溶け
て、抜かなければならなくなってしまいます。
実は、３０代以上の人が歯を失う原因の第１位が、この歯周病だと
言われていますので、ある意味、大半の人がその前段階の口臭とは
無縁ではないとも言えます。
なので、まずよほど自信のある人以外は、３０代からは歯周病予防
を兼ねて口臭予防も始めるのが、他の人のためにも自分自身のため
にも必要であると言えるかも知れません。
もちろん、しっかり歯磨きやうがいといった基本的なことは必要で
すが、いろいろなメディアでスーパードクターとして活躍する歯科
医師の吉田聡美先生が推奨しているのが、「オーラバリア」という
機能性素材を配合したサプリメントで、口内の細菌の増殖を抑える
ことで、即効性と持続性のある口臭ケアが叶い、同時に歯周病菌も
抑制して口内環境も改善し、歯周病も抑制するというものです。
それだけではなく、口臭の元になるタンパク質を分解する酵素や体
内の臭い発生源にまで及ぶトータル的な口臭予防が期待できるとい
うものなのです。
歯医者さんもすすめることが多いと言われるほどの口臭サプリを使
てみるというのも悪くない選択かなと思います。
