1.水虫を知る
原因の判明している皮膚病では、国民病といわれるほど患者数が多
いのが水虫と言われていて、その数がおおよそ1000万人とも言
われています。
この事実を知って驚かれたでしょうか?安心されたでしょうか?
いずれにしても、現在の生活環境では、一度水虫にかかると、放置
して治ることはまれで、どんどん悪化するのみならず、生計を共に
する家族にも感染してしまうというリスクがあります。

かつて、水虫を完治させる薬ができたらノーベル賞ものだと言われ
た時期もありましたが、一層水虫の治り難い生活環境が整う反面、
医薬品の研究もすすみ、かなり効果のある治療薬も出てきました。
なので、水虫対策の基本「あせらず、きれいに、塗り続ける」を実
践することで、長年のお付合いであっても、きれいに水虫と決別す
ることも可能なのです。
名前と場所は違いますが、水虫もインキンタムシも白癬菌というカ
ビの一種が感染したもので、皮膚の角質の成分であるケラチンを栄
養源としているため、それ以上深く進攻することはありませんが、
皮膚表面に沿って広がりを見せていくのが特徴です。
足や陰股部など、いわゆるカビの生息しやすい条件が整うと感染す
ることになります。
場所と症状により、若干治療法も変わってきますが、基本は白癬菌
の成長を抑制したり、白癬菌そのものを殺菌する抗真菌薬を根気よ
く朝夕2回を基本に塗り続けることです。

もちろん皮膚を清潔に保つことは当然です。
しかし、爪にまで侵攻した爪白癬は外用薬では効果が期待できない
ため、内服薬による治療を選択することになります。
2.水虫は再発予防が大事
白癬菌は、抗真菌薬を気長に塗り続けることで根治することも可能
ですが、日本に1000万人も感染している人がいて、その水虫か
ら白癬菌が撒き散らされていると考えれば、常に再発の危険性もあ
るということを念頭に、たとえ感染しても繁殖させない対策を水虫
の治療と同時進行で行わなければなりません。
そして、それは水虫根治以降も状況は変わらないので、常に感染し
そうな場所は入念に洗うことです。

白癬菌が感染しても、皮膚のなかに入り込むまでに24時間を要す
ると言われていますので、1日1回、入浴時などにしっかり洗うこ
とで、ある程度の予防はできます。
また、バスマットやスリッパなどを共有するような場所では、最初
から塗り薬を塗っておくという予防法も効果的です。
しかし、基本はバスマットやスリッパは共有しないことです。
だいたいは、このような白癬菌対策を忘れずにすることで、水虫と
は無縁の生活ができるはずですが、完全にこなせるかどうかという
のが心配なところですよね。(笑)
まめな白癬菌対策に自信がない人には、足の肌環境を変えることを
主体に考えて生活してみて下さい。。
