マダニが媒介する感染症の症状とリスク、刺された時の対処法

マダニが媒介する感染症の症状とリスク、刺された時の対処法

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1.マダニによる感染症とは

この数年「マダニ」に対する注意を喚起するような言葉が目につくようになりましたが、
一般的に、マダニとは野山や草むらなどに生息していて、人や動物の血を吸って生きてい
る節足動物です。ただ、吸血時に唾液を介してウイルスや細菌を体内に送り込み、感染症
を引き起こす可能性があることで問題になっているのです。

マダニが原因の感染症には、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)、日本紅斑熱、ライ
ム病などが知られていますが、特にSFTSは特効薬がなく、致死率10~30%とも言
われていますので、皮膚についているマダニを見つけたら、またはマダニに刺されたよう
な症状が出たら、すぐに医療機関で除去・相談することをおすすめします。

特に高齢者の重症化リスクが高いと言われていますので、十分な注意が必要です。ちなみ
に、SFTSの感染報告は西日本に多い傾向にあるようです。また、マダニに刺されやす
い人は、50代以上の女性に多いと言われています。首回りや足首などの衣服の隙間から
侵入しやすいためなのだそうです。

庭いじりや農作業が好きな人、草むらを散歩するのが好きな人、登山やキャンプが趣味の
人、ペットを連れて屋外に出ることが多い人などは、服装にも十分な注意が必要です。

SFTSは、1~2週間の潜伏期間を経て、発熱・下痢・嘔気・白血球や血小板の減少・
意識障害などの症状があります。この病気の特効薬はなく、支持療法のみになりますので
まずは刺されるリスクの高いところにはできるだけ近付かないようにして、もし刺された
場合はできるだけ早く医療機関(皮膚科)を受診して下さい。マダニは目にも見える大き
さですので、もし付着しているのを見つけたら、自分でとらず、そのまま病院へ行くよう
にして下さい。

2.マダニ感染症の予防対策

マダニ感染を予防するには、肌の露出を避け、長袖・長ズボン・帽子などを着用して、虫
よけスプレー(ディートやイカリジン配合のもの)を持参するようにしましょう。ペット
がいる場合は、事前に獣医さんと相談して予防処置をしておきましょう。

野外ではできるだけ、草むらに座ったり、寝転んだりしないようにして、帰宅後はすぐに
入浴して、全身をチェックするようにしましょう。

マダニの分布や感染症の種類には多少の違いがありますが、基本的には、マダニは全国に
分布し、誰でも被害に遭うリスクがあるということを覚えておきましょう。野外での活動
後にちょっとした体調不良でも感じた場合は、マダニ感染も疑ってみる必要があります。

マダニの大きさは3~8mm(吸血後は3~4倍になる)ですので、家庭にいるイエダニ
やヒョウヒダニなど見えないものと比べてかなり大きいサイズになります。色は赤色に近
い褐色をしています。また、マダニの唾液には麻酔様物質が含まれていて、刺されても気
がつかないままでいる人も少なくないようです。

ただ、マダニが皮膚に吸いついていても、そのときが連休中などで病院が休みであること
もよくあります。そのような時には、ティックツイスターを使うと、素人でも比較的簡単
に取り除くことができるようです。病院が使えない緊急用に1つ準備しておくと役に立つ
こともあるかも知れません。

また、マダニの発見が早かった場合には、サロンパスを1時間ほど上から貼っておくと、
剥がすときにダニも一緒に取れる可能性が案外多いという話です。とは言っても、首尾よ
くマダニを処理できても、後日病院で診察を受けることをおすすめします。