1.猫背が与える影響とは
背中がまるくなり、肩が前に出る姿勢のことを猫背と言います。本来は骨盤の歪みなどの
連鎖的な影響であることが多かったのですが、近年ではデスクワークでパソコン操作をし
ている人や、スマートフォンを使用している若者にも多く見られるようになりました。
猫背ってどのような服装をしていても、あまりスッキリとした印象ではありませんし、
美容や健康上でもあまり良い影響を与えないと言われています。

猫背になると、背中・肩・首の筋肉が緊張してバランスが悪くなることで、肩こり、頭痛、
腰痛などを引き起こす原因になります。胸が圧迫されることで肺の容量が減少し、十分な
酸素が供給できなくなりますので、集中力が低下したり、疲労を感じやすくなります。
背中が丸くなることで、腹部が圧迫されることになり消化器官の働きも悪くなりますので、
便秘や消化不良・胃酸の逆流などの問題も発生しやすくなります。また、筋肉の緊張が高
くなることで血流が悪くなり、基礎代謝も悪くなってしまいます。
姿勢の悪さは筋肉や関節の使い方にも影響を及ぼし、運動能力の低下、変形性関節症、柔
軟性の低下リスクが高まることで、将来的な転倒やケガのリスクも増加すると言われてい
ます。さらには、姿勢の悪さで人目が気になり、自分に自信が持てなくなってしまったり、
不安な気持ちや気分の落ち込みなどにつながることもあるようです。
2.日常生活で猫背の改善
猫背の改善は日常生活上でも可能です。まずは、常に正しい姿勢を意識することです。背
筋を伸ばす、肩を後ろに引く、ことを意識しているだけでもずいぶん違いますので、今か
ら、姿勢を意識するようにして下さい。
たまに悪い姿勢になっていると気付いたら、ストレッチやエクササイズを行って、筋肉の
緊張を和らげたり、柔軟性をアップさせるようにしてみましょう。効果的に行うポイント
は背中・肩・胸の筋肉を意識することです。できれば深呼吸で終わるようにして下さい。

デスクワーク中心で、常にパソコンを操作しているような人は、椅子やデスクの高さを適
切に調整して、自然な姿勢で仕事ができるような環境を作るようにして下さい。
そして、現時点ではまだ初期段階と言えるかどうかは分かりませんが、電車に乗っても、
道を歩いていても、若い人がスマートフォンを手にしている姿が目につきます。もうすで
にスマホ首やストレートネックなどといった言葉も普通に知られていますが、そもそもス
マートフォンが本格的に普及し始めたのはまだ十数年前のことですので、さまざまな問題
が出てくるのもこれからといったところだと思います。できれば不要な使用は控えること
をおすすめしたいと思います。
にベルトのようなものを巻きつけるタイプの猫背矯正用品なども売られていますが、すで
に試した人なら分かるように、1日中装着するにはかなり厳しいですよね。私自身も1日
でギブアップしました経験から、おすすめするならチェアタイプかなと思います。