膠原病の原因と症状、発病後の生活上の注意点

膠原病の原因と症状、発病後の生活上の注意点

《本ページはプロモーションが含まれています》

1.膠原病の原因と症状

膠原病とは、関節リウマチ、全身性エリテマト―デス、血管炎、強皮症、皮膚筋炎などの
共通の症状を持つ病気の総称です。一般的には、女性に多い病気と言われています。

つまり、膠原病はさまざまな疾患の総称であるため、同じ名前でも、それぞれの疾患での
原因が共通するとは限りませんし、各疾患での未解明な部分も多いため難病ということに
なるのですが、総論的には、自己免疫疾患(自分の免疫システムが自分の身体を攻撃して
しまう)の側面が大きいと考えられています。

膠原病の症状も、どの疾患にかかるかでさまざまですが、一般的には、発熱・関節痛・筋
肉痛・皮疹などの症状があります。ただ、これらの症状は他の疾患にも普通に見られる症
状でもあり、膠原病と診断されるには、マーカーや抗体検査などが行われることが多いよ
うです。

免疫システムは、本来は自身の身体を守るためのものですが、自身の身体を攻撃してしま
うこともそれほど珍しいことではありません。ただ、通常はそれを抑制する機能が働いて
いるのですが、過剰なストレスや感染症などが原因となり、その機能が正常に働かなくな
ってしまうことで自己免疫疾患を発症してしまうのです。ストレスと言えば、精神的なス
トレスをイメージする人が多いと思いますが、紫外線や寒冷刺激、妊娠、外傷、手術、薬
剤などによるストレスも膠原病の誘発因子になると言われています。

2.膠原病の治療と生活

異常な免疫システムが原因となって起こる膠原病の治療には、異常な免疫反応を抑える免
疫抑制療法が施されます。つまり、ステロイド剤による薬物療法ということになります。

ステロイド剤と聞くと、ちょっと気分が落ち込む人もいるかも知れませんが、近年はこの
免疫抑制療法の進歩は著しく、膠原病のコントロールも容易になっていると言われていま
す。ただ、現時点では、膠原病を完治させることはできず、いわゆる「寛解(治療により
病気が良くなった状態)」が続くことになります。

膠原病の症状には波がありますが、上手に共存して、できるだけ普通の生活を送ることを
目標にすることです。バランスの良い食事、十分な睡眠といった健康生活の基本を大切に
して規則正しい生活を心がけることが大切です。

また、膠原病の発症・悪化の要因となる紫外線を避ける、禁煙をする、精神的なストレス、
外傷などの肉体的ストレス、風邪などの感染症も回避することを心がけた生活しましょう。

膠原病になれば、寿命が10年縮むといった話もありますが、その根拠はよくわかりませ
ん。現在は薬剤によるコントロールが可能な病気になっていて、難病中の難病である全身
性エリテマトーデスでも5年生存率が90%以上とされていますので、この病気が根本的
な原因となって命を落とすことは非常に少ないということになります。なので、あまり余
計なことを考えず、医師の指示に従ってしっかり治療をすることに専念して下さい。