1.接触皮膚炎とは
接触皮膚炎(かぶれ)とは、植物などの何らかの刺激物質に皮膚が接触することで起きる
皮膚炎のことを言います。主な症状は、皮膚のかゆみ、ヒリヒリ感、赤くなる、発疹が出
るといったものですが、不用意に引っ掻いたりすると、水ぶくれになったり、ジュクジュ
ク傷になったりすることもあります。

かぶれを起こしやすい物質としては、植物、木、虫、果実、化学物質、金属、医薬品など
がありますが、必然的にそれらの物質と触れやすい部位に起きやすくなります。具体的に
は、化粧品や点眼液、イヤリング、ネックレス、香水などに触れやすい顔や耳、首、目、
口の周り、ゴム手袋やマニキュアなどに触れやすい手足、下着やおむつ、洗剤、生理用品
などに触れやすいデリケートゾーンやお尻などに起こりやすくなります。
とは言っても、かぶれは、健康状態、免疫状態とも深く関係していますので、同じ物質に
触れていても、症状が現れる場合と現れない場合があります。
よく似た症状に蕁麻疹(じんましん)がありますが、こちらは皮膚の一部が突然、赤く盛
り上がり、強いかゆみや焼けるような感覚の症状をともなうこともある皮膚疾患で、1時
間前後できれいに消えてしまうという点が接触皮膚炎(かぶれ)との違いです。蕁麻疹は、
多くの場合アレルギー物質が侵入してから短時間で症状が現れる即時型アレルギーの1つ
と言われています。
2.かぶれの対処法
かぶれは「かゆみ」をともなうことが多く、体が温まると血流が良くなり、かゆみが強く
なる傾向にありますので、できるだけ血流がよくなるような行動や食事などを控えるよう
にしましょう。

また、かぶれは掻くことで、かゆみが増し、傷ができて症状を悪化させることになります
ので、患部をガーゼで保護したり、意識して触れないようにしましょう。
治療の基本は、刺激になった物質を排除することです。ハッキリ特定できなくても、疑わ
しいものからは遠ざかるようにします。
のがベストですが、症状と時間の比較で、なかなか病院へ行かない人も多いようですが、
そのまま放置することは感心しません。病院でもよく処方されるリンデロンが市販薬とし
て買える環境になっていますので、すでに持っている人はそれを塗ってみるのも1つの方
法です。まだ持っていない人は、常備薬の1つとして揃えておくといろんな場面で役に立
つことが多いと思います。
かぶれの原因は、もちろん原因物質によるところが大きいですが、肌のバリア機能も大き
く関係しています。なので、日頃から皮膚のバリア機能を正常に保つことも大切です。洗
剤を使って水仕事をする人は、手袋やハンドクリームなどで手を守ることも忘れないよう
に心がけることです。
また、肌に着けるおしめや下着などは、同じように見えても、素材やフィット感による違
いも大きいと言われていますので、一度かぶれたら、他の商品に変えてみるのも1つの方
法です。
どれが正解というものでもありませんが、かぶれ治療は、原因物質を避けること、肌のバ
リア機能を強化することを意識することです。