1.フッ素と虫歯予防
フッ素は虫歯予防に効果的、フッ素は危険、といった言葉を耳にしたことがあると思いま
すが、現在の私たちの生活では、いたるところにフッ素が使われています。
フッ素は、歯の表面のエナメル質を強化し、酸への耐性を高めることで虫歯を予防する働
きがあると言われていて、アメリカやカナダでは水道水にも加えられている反面、ヨーロ
ッパでは健康リスクの面で、フッ素を水道水に添加することを禁止しています。

実際のところはどうなのかと言うと、フッ素入りの歯磨きを使うことで、虫歯の発生率(
特に子供)を下げるという研究結果がありますが、虫歯は食習慣や生活習慣の問題も絡ん
でいますので絶対的なものではありません。
フッ素を過剰に摂取した場合の健康リスクはと言えば、歯に白い斑点ができたり、発達障
害や神経系に悪影響を与えたり、骨の強度を低下させる可能性があると言われています。
メリット・デメリット共に、あくまでも可能性の問題であって、日常生活上ではそれほど
深刻に考えるほどの問題という訳でもありません。ただ、虫歯予防に関しては、エナメル
質の柔らかい子供にはフッ素濃度の低い歯磨き粉を使用することで、多少の虫歯予防にな
るというようなところです。
健康被害については、フッ素は過去に産業廃棄物の処理方法の1つとして使用されていた
ことから、人体にどうなのかという懐疑的な考えによるところが多いと思われますが、私
個人としては、フッ素は大量に摂取しなければ、特に人体に大きな影響もなく、虫歯予防
にも目だった効果が期待できるものでもないといったところです。
2.フッ素と健康被害
結論から言うと、フッ素は大量に摂取しなければ、それほど大きな問題にはなりませんし、
逆に、少量摂取したからと言って、それほど大きな効果を期待できるものでもありません。
つまり、どちらでも良いということです。どちらでも良いものを、摂取するか、摂取しな
いかというところですが、フッ素は歯磨き以外にも焦げ付きにくいフライパンやファース
トフードの包装紙・ピザの箱などさまざまなところに使われていますので、知らず知らず
摂取していることがよくあります。

なので、できれば意識して摂取量を少なくすることを考えることは無駄なことではありま
せん。ただ、フッ素加工された製品と同等以上の性能を持つ製品は高価になるのが普通で
すので、そのあたりの事情も考えながら、フッ素の摂取量を減らすようにしてみましょう。
フッ素による健康被害でよく取り上げられているのが、歯がもろくなる、ガンの原因なる、
エイズ(免疫不全)になる、遺伝子に影響が出る、ダウン症候群の出生率が増える、アル
ツハイマー病の原因になる、心臓病の原因になる、アレルギー反応を引き起こす、といっ
たものが主なところですが、今のところそれらとのハッキリとした因果関係は認められて
いないということになっています。