1.爪が柔らかくなる病気とは
ある日、何かしているときに、自分の爪が妙に柔らかいと感じたことはありませんか?最
近は、爪はどちらかと言えば、ネイルアートやつけ爪などおしゃれの1つとして捉えられ
ているようなところがありますが、本来、私たちの爪は、物をつかんだり、作業をしたり
する際に、指先に力を伝達する役目をしているのです。もし、足の指に爪がなければ、地
面をしっかりつかむことができず、二足歩行が困難になると言われています。

なので、指先にチカラが入る作業をしたときに、何となく不安に感じたときは、爪が柔ら
かくなっている可能性が高いのです。そのように爪に不安を感じたときは、じっくりと爪
を見て青白く感じたら、爪甲軟化症(そうこうなんかしょう)という病気かも知れません。
爪甲軟化症とは、爪を構成する成分であるケラチンが不足している病気です。たまに、爪
が柔らかくなるのはカルシウム不足という人もいますが、爪の軟化とカルシウムは直接関
係ないようです。ただ、アルカリ性の薬品と接することが多いクリーニング業の人やマニ
キュアを多用する女性に多いと言われています。また、鉄欠乏性貧血による爪の成長不足
が原因になることもあります。
爪は飾りではなく、皮膚の付属器官で、指先を保護するのが本来の役割ですので、ネイル
アートやつけ爪など、おしゃれとしての活用も否定するものではありませんが、それ以前
の問題として、爪の働きもきっちり理解しておく必要があります。
2.爪甲軟化症を改善するには
爪に変化が見られる原因は、血行が悪くなり、爪に十分な栄養が届かなくなっている可能
性が高いと言われています。なので、まずは「貧血」など血行を悪くする病気がないかも
調べてみて、該当するなら、そちらを優先して治療する必要があります。鉄欠乏性貧血の
場合は、爪の色が白っぽくなります。
基本的に、爪甲軟化症は爪の乾燥や栄養状態など、原因を改善することで回復することが
多いので、爪の異変に気付いたときには、放置せずできるだけ早く生活スタイルを見直し
てみることです。

その方法は、爪が乾燥しやすい環境にある人は、しっかりと保湿しましょう。ハンドクリ
ームのようなものでもかまいませんので、保湿効果だけではなく、しっかりマッサージし
ながら塗りこむことで血行が良くなり、栄養も届きやすくなります。
次に、ふにゃふにゃの爪で仕事などを続けていると、思わぬケガをすることもありますの
で、ネイルカラーをする前に塗る保護剤(ベースコート)のようなものを塗ると良いかも
知れません。
ケラチンの材料になるタンパク質(アミノ酸)です。肉類・魚類・卵・大豆製品に多く含
まれているとされています。そして、効率よく爪に反映させるためのビタミンA、ビタミ
ンE、ビタミンB2なども多く摂るようにしましょう。さらに、貧血気味の人はもちろん
ですが、健康な爪を作るためにも鉄分は必要ですので、赤身肉やレバーなども積極的に摂
るようにしましょう。食事管理が難しい人はサプリメントも上手に活用してみて下さい。