1.オリーブオイルが健康に良い理由
オリーブオイルとは、オリーブの果実に含まれるオイル分で、ナタネ油やひまわり油など
が種に含まれる油(シードオイル)であることと少し性質が違います。つまり、オリーブ
オイルは、オリーブ100%の天然果実ジュースということになります。
スーパーなどで売られているオリーブオイルには、エキストラバージンオリーブオイルや
ピュアオリーブオイルといった表示がされていますが、オリーブを搾ったまま(バージン
オリーブオイル)の状態で、香り・味・酸度などが分析されて、評価基準を満たしている
ものだけに与えられる名称が「エキストラバージンオリーブオイル」です。なので、この
名前のついた油は、そのままでも飲める天然オリーブジュースということになります。

ピュアオリーブオイルとは、バージンオリーブオイルと精製オリーブオイル(バージンオ
リーブオイルの基準に満たないオリーブオイルを精製加工したオイル)をブレンドしたも
のを言います。必然的に、香りや主要な成分などでエキストラバージンオリーブオイルに
は及びませんが、基本は同じオリーブオイルなので、オイルのクセや調理の相性で選んで
も問題ありません。
オリーブオイルは常温で液体の不飽和脂肪酸です。常温で固体のバターやラードなどは、
飽和脂肪酸と言います。不飽和脂肪酸は「一価不飽和脂肪酸(オメガ9)」と「多価不飽
和脂肪酸(オメガ6・オメガ3)」に分類されます。
主な成分は、オメガ9がオレイン酸、オメガ6がリノール酸、オメガ3がαリノレン酸で、
オリーブオイルの主成分はオレイン酸(オメガ9)ですが、それ以外にも必須脂肪酸(体
内で生成できない)のオメガ3(αリノレン酸)やオメガ6(リノール酸)も含まれてい
るのです。
さらに、オリーブオイルには、抗酸化作用のあるポリフェノール類、ビタミンE、デトッ
クス作用のあるクロロフィル、コレステロールの吸収を抑制する働きのある食物ステロー
ル類、といったものも多く含まれています。
健康という分野では必ず出てくるような言葉が並びますので、今さら健康との関係を述べ
るほどでもありませんが、ダイエットや生活習慣病を気にして「油」を控えている人でも
普通に摂取しても問題にならないのがオリーブオイルというところかも知れません。
2.オリーブオイルを上手に選ぶには
オリーブオイルを選ぶときに、まっさきに思いつくのがイタリア料理やスペイン料理だろ
うと思いますが、質の良いエキストラバージンオイルなら、そのような手のかかる料理を
作る必要はありません。もちろん、これを機に西洋料理に興味を持つことは良いことです
が、実は、オリーブオイルは醤油やダシなどを使う和食にも良く合うのです。また、朝に
ジュースなどを飲む習慣のある人は、そこに入れて飲むだけでも良いのです。目安は1日
に大匙1杯です。

他にも、味噌汁に少し落とすと、コクが出て旨味が増しますし、納豆に入れるとあの独特
のニオイがマイルドになります。冷ややっこ豆腐や刺身にも醤油と一緒にオリーブオイル
という組み合わせも面白い味が楽しめます。パン食という人には、オリーブオイル+岩塩
を振り掛けるという方法も良いかも知れません。
オリーブオイルの選び方ですが、以前は何かと問題が多く、オリーブオイルという名の別
物といった製品も多く存在していました。特に途中(地中海式食事法)から広く注目され
ることになった日本では、そのような種類のものが多く見かけられました。ただ、近年は
本物のオリーブオイルの味を知る人も増えてきて、目だって無茶な商品も見なくなりまし
たが、それでも100%信じて良いかというと疑問が残ります。
を選ぶようにして、しっかり見分けることができるようになってから、自分で選ぶように
して下さい。私のおすすめは小豆島のエクストラバージンオリーブオイルです。素人でも
ハッキリと違いが分かります。