農薬の使用目的と効果・人体に及ぼす影響とは

農薬の使用目的と効果・人体に及ぼす影響とは

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1.農薬を使うメリット

農薬とは、農作物の成長を妨げる害虫や病原菌、雑草などを駆除するために使用される化
学物質のことを言います。

農作物とは、自然に発生した品種を、人が食べるために味や栄養素などに改良が繰り返さ
れてできた植物のことで、自然に生える植物とはまったく異なるものなのです。つまり、
私たちが目にする畑や水田などの農耕地は、本来、自然に生えることがない数少ない種類
の植物が、一カ所で大量に栽培されている状態ということになります。

病害虫にとっては、見たこともないような美味しそうなごちそうが1箇所に大量に並べら
れている状態ですから、自然とその場に集まってきて、次々に食べ散らかしていきます。
すると、収穫量の減少、商品価値の低下といったことになりますので、農家としてはそれ
を防ぐべく対策をします。その手っ取り早い方法が害虫駆除のための農薬ということにな
ります。また、個人菜園のような規模なら、除草作業も大したことはありませんが、大規
模な農家では莫大な労力と時間が必要になり、それを軽減するために使われるのが農薬(
除草剤)ということになります。

美しく美味しそうな農産物の収穫量を減らさず、労働時間を短縮できる農薬は、農家にと
っては非常に効果的な手段ですが、その害虫や雑草を駆除する化学物質は、人間の体への
影響もゼロではありません。そして、それらの農薬に耐えられる抵抗性病害虫が生き残り
繁殖する可能性も高く、さらに強力な農薬が開発されるといったイタチごっこの状態にな
ると、やがて、強力になった農薬が人体にも影響を及ぼすようになると問題視されている
のです。また、人間にまで影響が及ぶとなれば、まわりの生物環境や土壌環境などにも、
何らかの影響が出ることも懸念されます。

2.無農薬野菜のすすめ

昭和46年の農薬取締法により、農薬の開発や残留農薬の基準ができ、その後の改正によ
り、使用量・使用回数が守られている限り、人体に影響を及ぼすとは言えないとされてい
ます。性善説的な考えではそうなるかも知れませんが、輸入品も増えている現代では、そ
れもどうなのかなと思いますし、収穫後に農薬散布をして出荷しているところも少なくな
いという話もありますので、取締法も参考程度と考えた方が良いかも知れません。

ただ、農家が農薬をたくさん使う責任の一端は消費者にもあり、見栄えの良い、無傷の野
菜を希望する人が多いことと無関係ではありません。ある意味、虫も食わないような野菜
を好む方が奇妙に思えるのですが、それはともかく、健康を考えるなら、できるだけ農薬
は少ないものを選ぶこと、使用前にはよく洗う(できればブラシを使って)ことなどをし
っかりと意識する必要があります。特に、皮膚や呼吸器系、神経系に問題のある人は、十
分に注意する必要があります。

都会の人は無理かも知れませんが、少しでも庭のある家に住んでいる人は、一度、無農薬
の家庭菜園を経験してみると良いかも知れません。土地がなくてもプランターででも出来
ますので、無農薬有機肥料栽培を経験してみると、その違いがよくわかります。

忙しくて、そんなヒマがないという人は、最近は無農薬有機栽培という野菜もネットで買
えるようになっていますので、まずは「味」や「香り」「食感」など、本物の野菜を体験
してみるだけでも十分な価値があります。