1.体内時計が乱れるとは
夜になかなか寝付けないとか朝に起きるのがつらいといった経験をした人は多いと思いま
すが、実はその原因に体内時計が関係していることが多いのです。と言われても、そもそ
も体内時計とは何なんだという人も少なくないと思いますが、これは人間だけではなく、
動物や植物、細菌にも存在する生存のための生理機能の1つなのです。
体内時計は生理機能ですから、もちろん目に見えるものではありませんが、1日のリズム
が 約24.2時間と言われていて、実際の生活のリズムとは多少のズレがあります。

このズレを放置すると、当然のことながら少しずつ大きくなって、やがては「夜寝られな
い」とか「朝起きられない」といった問題が出てくるようになるのです。それだけではな
く、体内時計は食事やホルモン分泌、体温調整などもコントロ―ルする仕組みになってい
ますので、ホルモン分泌に問題がでると肥満や生活習慣病の原因になりますし、免疫が低
下したり、精神的なストレスを受けやすくなったりもするのです。
体内時計は脳の視交叉上核(しこうさじょうかく)という部分でコントロールされていま
すが、光が目に入ると、それを感知して体内時計をリセットする働きをします。健康に関
するサイトなどでは、朝起きたときに朝日を浴びるといった内容をよく目にしますが、実
はそれこそが体内時計の微妙なズレをリセットして、新鮮な気持ちで1日をスタートする
きっかけにしようとすることなのです。
2.体内時計のリセットは
体内時計をリセットするには、まずは「朝の光を浴びる」ことです。朝起きて、窓のカー
テンを開けるだけでも効果はありますし、時間がある人は朝の散歩などを日課にすると良
いかも知れません。基準は、起床後30分以内に太陽光を浴びることで、晴れている日は
15分程度の散歩、雨の日は窓際で光を浴びることを習慣にしましょう。

体内時計のリセットで大切なことは、休日も平日も、一定の時間に寝て、起きることが大
切になります。そこが安定すると、朝食から夕食までの時間も規則正しくなり、消化器官
のリズムも整いやすくなります。
そして、軽い運動やストレッチなども適宜組み込んで行くことで、さらに生活のリズムが
しっかりとしてきます。最近の傾向として、寝る直前までスマートフォンやパソコンを使
用している人が多いようですが、体内時計・生活のリズムという点では、できるだけ控え
るようにしましょう。
また、朝昼夜の食事のバランスを1:1:1にすると、朝リセットの効果が上がると言わ
れていますし、さらに、品数の多い和食を中心にすると早寝早起きの習慣がつきやすいと
いった話もあります。
要は、規則正しい生活を続けることと、起床時の光、決まった時間の食事を続けることで
体内時計はリセットできるということのようです。完全にズレてしまっている人は1~2
週間ほどで改善されると言われていますので、まずはしっかりリセット、後は毎日のズレ
を微調整ということになります。
にしたタイプの目覚まし時計も売られていて、それも1つの方法かも知れません。