パーキンソン病の原因と代表的な症状、発病予防と進行を遅らせる対策

パーキンソン病の原因と代表的な症状、発病予防と進行を遅らせる対策

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1.パーキンソン病の原因と症状

パーキンソン病という病名はよく知られていますが、これは脳の神経細胞の一部の働きが
低下して、本来の体の動きをうまくコントロールできなくなる病気で、難病の1つとされ
ています。国民全体の有病率は1000人に2人程度ですが、高齢者(65歳以上)では
100人に1人と、加齢とともに増加する傾向にあります。

パーキンソン病の原因は、脳内のドーパミン神経細胞が減ることで、運動機能の調整がう
まくできなくなることで発症しやすくなるとされています。また、男女比では女性の方が
男性より多い傾向にあり、約2倍と言われています。

パーキンソン病の代表的な症状としては、ふるえ、動きのにぶさ、筋肉が固まる、ころび
やすい、といった運動症状(4大症状)、自律神経症状、精神症状、睡眠障害、嗅覚障害
などの非運動症状があります。

初期の症状で最も多く見られるのが「ふるえ」で、じっとしている時も、力を抜いて歩い
ているときでも震えてしまうといった状態です。次に多いのが、動きが鈍くなって細かい
作業が難しくなったり、足がすくんでしまって最初の一歩が踏み出しにくくなったり、関
節が硬くなって手足の動きがぎこちなくなったりすることで、やがては体のバランスが悪
くなって転倒しやすくなるといったことが運動症状として現れます。

非運動障害では非常に多くの症状が多彩に現れますが、よく知られているものに、意欲の
低下、妄想、幻視、幻覚、昼間の過眠、頻尿、発汗異常、嗅覚の低下、痛みやしびれ、な
どがあります。また、パーキンソン病では、手足の症状より10年以上前から「便秘」の
症状が見られることが多いと言われています。

長期間にわたる便秘症状の悪化、ニオイを感じにくくなった、手にふるえや歩きづらさが
ある、声や文字が小さくなった、といった症状を感じたら、パーキンソン病の疑いがある
かも知れません。特に50歳以上の女性は気をつけましょう。

2.パーキンソン病の予防と対策

正直なところ、現時点ではパーキンソン病を予防する方法はありませんが、原因から考え
て、発病の予防や進行を遅らせるために有効と思われるいくつかの方法があります。

その1つは、運動をすることです。運動は筋力の低下や脳の萎縮を防ぐ効果、ドーパミン
の分泌を増やす効果があると言われています。実際に、運動量の多い人は少ない人に比べ
てパーキンソン病の発症が少ないことがわかっていますし、発症後でも継続的に運動を行
うことで、症状の治療に有効であると考えられています。

次は、バランスの良い食事です。まだ研究段階ですが、パーキンソン病の危険因子として
は、農薬・マンガン・重金属などの摂取、防御因子としては、コーヒーやハーブティー
どが注目されています。コーヒーも過剰摂取はおすすめできませんが、1日に数杯程度を
目安にしましょう。

また、消化器官に慢性的な炎症がある場合、パーキンソン病の発症率が高くなるというデ
ータもあります。人間の体は食べたもので作られていますので、食事は直接・間接的にさ
まざまな病気のリスク因子にも防御因子にもなっています。つまり、栄養バランスのとれ
た食事を心がけることが万病予防の基本でもあるのです。

パーキンソン病は脳内のドーパミン神経細胞が減ることで発症する病気で、主に50歳以
降に発症しますが、ドーパミンは20歳をピークに加齢とともに徐々に減って行きます。
なので、まれに20代や30代でも発症する可能性はあります。40歳以下の年齢で発症
する場合は若年性パーキンソン病と呼ばれています。