1.ドライアイの原因と症状
エアコンの普及、長時間のパソコン・スマホ操作などで、日本人のドライアイ患者が急増
していて、すでに5人に1人がドライアイの症状を訴えていると言われています。

ドライアイとは、涙の量が不足したり、涙の質が変化することで、涙が均等に行き渡らな
くなる病気です。主な原因としては、加齢、エアコンの普及、パソコン・スマホの長時間
使用、コンタクトレンズの使用などがよく知られています。ということは、まだあまり知
られていない原因もあるということで、ストレスによる自律神経の乱れ、内服薬(抗ヒス
タミン剤・抗精神病薬・利尿剤など)、膠原病やシェ―グレン症候群などの自己免疫疾患
によるケースといったことも少なくありません。
また、まつ毛の付け根の近くにあって、涙の油分を分泌するマイボーム腺の出口が汚れて
塞がってしまうことで、油分が分泌されず、涙が蒸発しやすくなることで、ドライアイに
なることもあります。化粧をする女性や中年以降の人は、まずはここのところを疑ってみ
ても良いかも知れません。
症状としては、目が乾く、視界がかすむ、まぶしい、目が痛む、目がゴロゴロする、目や
にが出るといったところが代表的なもので、これが失明につながるというものでもありま
せんが、日常生活上での視力(実用視力)が低下することがあります。実用視力とは、視
力検査で測定する値ではなく、実際の見え方のことです。
2.ドライアイの改善法とは
すでにドライアイを自覚している人にとって、一番気になるのが「ドライアイは治るか」
ということかも知れません。一概には言えませんが、基本的には「完治」は難しく、生活
の質を落とさないようにコントロールしながら付き合う慢性の疾患ということです。

ドライアイを改善するには、まずは「悪化要因を減らす」ことから始めます。エアコンの
風が直接当たらないようにする、コンタクトレンズ・パソコン・スマホなどの使用時間を
できるだけ短くするといったようなことです。
次は、点眼液などで外から水分補給をする方法です。これは一般的に最も普及している方
法ですが、近年は、目の中から水分やムチンなどを引き出すような新しいタイプのものも
出てきていますので、興味があれば眼科で相談してみると良いでしょう。
ドライアイの今と昔の捉え方の違いは、以前はドライアイ=「乾き目」という捉え方でし
たが、現代では涙の「安定性の低下」という考え方が主流になっています。つまり、涙の
量は不足していないのに、目の表面に留まる力が不足しているということです。
なぜそうなるのかと言うと、マイボーム腺の機能が低下することで、涙の「油分」が不足
して、サラサラの涙になっていることで、目の表面に長く留まれなくなっていることが原
因ということなのです。特にアイメイクをする女性、甘い物や油分の多いお菓子などを好
む人に多いと言われています。
このケースでは、悪化要因を減らすようにすることはもちろんですが、マイボーム腺の手
入れで改善できる可能性が高いとも言われています。実際、私もやってみましたが、確か
な手ごたえを感じていますので、しばらく継続してみようと思います。
しみることもなく、快適に洗えますし、その後の涙の分泌量に驚かされます。もちろん個
人差はあると思いますが、ビフォア・アフターの違いは誰にでも分かると思います。だま
されたと思って、試してみることをおすすめします。