1.口内炎の原因と症状
口内炎とは、口の中やその周辺の粘膜に起きる炎症のことを言います。つまり、原因も症
状も1つではなく、いくつかの異なるタイプのものがありますが、共通しているのは痛み
で、食事の際にしみたり、どうかすると激痛を伴うこともあります。
口内炎を経験したことがある人は多いと思いますが、口の中が痛むだけで一気に生活の質
が低下してしまいますので、適切なケアの仕方を覚えて、1日も早く回復させることが大
切になります。

一般的に、口の粘膜に赤い腫れや斑点、浮腫などができて、食事のときにしみるというレ
ベルでは比較的軽症になります。このような症状では10日前後で自然治癒することが多
いようですが、口内がただれたり、白い膜で覆われたり、穴状にえぐれたり、水泡ができ
て、食事や会話をするにも支障が出るほどの痛みや出血が見られるような場合は重症とい
うことになります。
直近に歯科治療などを受けた訳でもないのに口内炎ができる原因の多くは、栄養バランス
や生活習慣の乱れによる免疫や抵抗力の低下と言われています。もともと私たちの口の中
には、無数の常在菌や微生物が生息していて、相互にけん制し合うことで口内の健康状態
を維持しています。何らかの原因で、このバランスが崩れて口内環境が変化すると、特定
の菌が過剰に増殖したり、他の菌が感染したりして口内炎を引き起こすことになるのです。
特に、疲労やストレス、緊張状態が続くと、唾液が減少してドライマウスの状態になって
いるときが口内炎のできやすい環境と言われていますので注意が必要です。
2.口内炎のセルフケア
口内炎も重症化すると、ほとんどの人は病院へ行くと思いますが、軽症であって10日も
すれば治ると思われるときでも、1日でも早く治せれば良いに決まっていますよね。そん
なときに試してみる価値のあるセルフケアのご紹介です。
まずは、過剰な疲労・ストレス・緊張など、原因となりやすい生活状態になっていないか
を検証してみましょう。そして、思い当たるところがあれば、そこから改善して行くこと
です。疲労と言えば、仕事などの体力作業をイメージするかも知れませんが、近年のよう
に猛暑が続く夏の気候などによる疲労が蓄積しているケースもよくあります。

次に、栄養バランスのとれた食事内容になっているかを考えてみましょう。特に口内炎の
場合はビタミンB群が大きく関係していますので、日頃から魚介類と距離のある人は、こ
れを機に食生活を見直してみる必要があるかも知れません。ただ、すでに口内炎が起きて
いる状態では、応急処置として医薬品などで補給するのも有力な方法になります。
そして、蓄積された心身の疲労を回復させるために、十分な睡眠をとるようにします。ま
た、感染症にかかりやすい=免疫の低下ですので、免疫を高める簡単な方法も実践してみ
ましょう。その方法は、中程度の運動を30分程度することです。中程度とは速歩きのウ
ォーキングといったレベルです。次に「たくさん笑う」ことです。笑うとNK細胞(免疫
細胞)が増加するということがわかっています。最後は「体を温める」ことです。もっと
も簡単な方法は入浴です。湯舟にしっかり浸かって十分に温まるようにしましょう。