1.夏風邪の症状と原因
一般的に、風邪と言えば寒い季節というイメージですが、近年増えているのが夏風邪です。
6月から7月にかけてピークを迎えますが、これは高温多湿をの環境を好む感染力の強い
ウイルスがこの時期に増えるためです。ちなみに、夏風邪とは夏場にかかるウイルス感染
症の総称のことです。

夏風邪の特徴は、発熱や喉の痛みといった風邪の症状はもちろん、手足や口内などの皮膚
の発疹、結膜炎、吐き気、腹痛、下痢といった症状を引き起こすこともある点です。つま
り、咽頭結膜熱(プール熱)、ヘルパンギーナ、手足口病などの感染症の総称が夏風邪と
いうことになるのです。
夏風邪の原因はウイルス感染で、くしゃみ、鼻水などの飛沫やタオルの共有などの接触で
感染し、夏バテなどで免疫が低下しているようなときに感染しやすくなります。また、回
復にも時間がかかることになります。
初期の症状は熱中症とよく似ていますが、熱中症は高温多湿の環境下で、体温調整がうま
くできなくなって起きる症状で、体内の水分が不足して汗をかけなくなった結果、体に熱
がこもり、体温が上昇することで起こります。症状が似ていても発症のメカニズムは全然
違いますし、熱中症は重症化すると命にかかわることもありますので注意が必要です。
また、近年、何かと話題になるコロナ感染症もよく似た症状で、医師でも見分けることが
難しいと言われていますので、本来なら抗原検査やPCR検査などを受けるのが正しいの
かも知れませんが、5類に引き下げられた現在では、特別気になる症状がないなら、自宅
療養で様子見でも良いのかなと思います。コロナの特徴的な症状としては、味覚や嗅覚に
異常がある、強い倦怠感が続く、肺炎のような症状(息切れ・呼吸困難など)ということ
になっています。
2.夏風邪のセルフケア
夏でも冬でも、風邪を引いたときにはすぐに病院へ行ける人は問題ありませんが、普通は
風邪くらいといった感じで放置する人も多いと思います。何となく気持ちも理解できます
が、それでも最低限のセルフケアを通して、他人への感染を防いだり、回復を早めるため
の努力はする必要があります。
特にセルフケアを進めているわけではありませんが、夏風邪は基本的には特効薬というも
のがなく、病院へ行っても夏風邪にともなう発熱や咳などの症状を和らげるための対症療
法になりますので、基本的には自身の免疫で治すということになります。なので、何か不
安になるような症状がない場合には、市販の薬でも飲んで、必要以上に体力を消耗させな
いようにして、水分補給や消化の良い食べ物を摂り、安静にして過ごすことです。
がおすすめです。私は改源を常備していて、ちょっとおかしいと思ったらすぐに飲むよう
にしています。
とは言っても、65歳以上の高齢者、気管支喘息などの基礎疾患がある人、乳幼児、妊娠
中の人などは、風邪の症状が出た場合、やはり医療機関での受診を最優先するようにして
下さい。

そして、何より大切なことは夏風邪にかからないことで、日常生活上で少し意識するだけ
でもかなりの予防効果が期待できます。それが以下になります。
うがい・手洗い、体を冷やさない、適切な室温・湿度を保つ、十分な休養をとる、免疫を
高めるような食事を摂る、人込みを避ける、適度な運動をし、質の良い睡眠をとる、など
を心がけることです。