「筋力強化」一覧

加齢とともに人間が衰えるもっとも早い部位は下肢（足）と言われていて、その筋肉の減少は２０歳代でもすでに始まっていると言われています。

中年以降に膝に痛みを感じる人が多くなりますが、ほとんどの場合「変形性膝関節症」と診断されます。膝の関節の軟骨がすり減ることで、膝に痛みを生じる病気のことです。

高齢者が寝たきりになって介護を受けるようになる原因の多くは、筋力低下（サルコペニア）による転倒や関節痛などが関係していると言われています。

基礎代謝が低下すると、血管や内臓、筋肉が衰えることで、冷え性・低血圧・低体温・肌荒れ・便秘などの症状となって現れてきます。

自力での日常生活が困難で、１日中ベッドで過ごし、着替え、食事、排泄などに介助を必要とする状態を「寝たきり」と表現しています。

筋力は加齢とともに低下するものではありますが、若い人でも何もしなければ筋力は低下します。逆に、年齢に関係なく、栄養や活動量が十分な人の筋力はあまり落ちません。

低血圧で冷え性の人は、自律神経のバランスを整えて冷え性を改善するというより、低血圧を改善して自律神経のバランスを整えるようにすることです。

加齢とともに筋力が低下してくることで、さまざまな症状が出てくるようになりますが、もっともわかりやすい症状は、つまずきやすくなるということです。

老化とは、加齢にともなう心身の機能低下のことを言います。一般的には、物が見えにくくなる、音が聞こえにくくなる、シミやシワが増えるなどがわかりやすい症状です。

摂取した栄養が効率よく消費されず脂肪として蓄積され、熱を作る筋肉量が減ることで熱も生じにくく、体が冷えやすくなった状態を「冷え太り」といいます。

筋肉量の減少が自覚できる、筋力（握力）などが低下している、歩行速度が遅くなった、身体機能が低下しているなどの症状が認められたら、サルコペニアの有病が疑われます。

加齢により、足元がふらつく経験をする人が増えてきます。原因は筋肉や運動機能の低下とされていますが、加齢による機能低下はそれだけではなく、骨も関節も神経系統も、すべての歩行機能が低下して起こる老化現象の１つです。