1.夏に免疫が低下する理由
夏は免疫が低下しやすいということをご存知でしょうか。室内外の温度差で自律神経が乱
れやすく、体温調整機能がうまく働かなかったり、血行が悪くなったりすることで免疫が
下がります。また、免疫機能は睡眠中に回復するのですが、暑さで寝苦しかったりすると
回復能力も低下します。
さらに、暑さによる食欲の低下も栄養の偏りや内臓機能の低下を招き、免疫を低下させま
すし、大量の汗による水分やミネラル類の喪失、冷たい飲み物の過剰摂取なども免疫を下
げる要因と言われています。
夏の暑い日に仕事やレジャーで外出するだけでも体力が消耗しますが、それにより疲労が
蓄積すると免疫機能が低下することになります。

ただ、このような状態は、一般的には夏バテという言葉で片付けられてしまいやすいです
が、何でもないときに風邪を引いてしまったりすることも多くなります。つまり、夏バテ
の症状の中には免疫の低下による症状もかなり含まれているのです。
そこで、免疫が落ちているときには、風邪以外にどんな症状が出やすいのかを覚えておき
ましょう。ものもらいなどの感染症にかかりやすくなる、口内炎ができる、病気やケガが
治りにくい、薬の効き目が悪くなる、自己免疫疾患を発症しやすくなる、肌が荒れやすく
なる、一般的に夏バテと考えられているような症状(食欲低下・疲れる・動くのが億劫に
なるなど)が比較的わかりやすい症状ということになります。
2.夏の免疫を維持するには
免疫という言葉に左右される傾向にありますが、暑い夏でも免疫を維持するには、いわゆ
る夏バテにならないような生活を心がけることです。その最たるものは、規則正しい生活
をして、栄養バランスの良い食事や適度な運動を意識することです。
つまり、暑いからといって冷たいものを食べ過ぎる、涼しいところから動こうとしない、
日の出が早く、日の入りが遅いため寝不足になるなど、夏特有のシーンにドップリと浸か
った生活をしないように対策をすることです。
実際にはどうするのかというと、涼しい(冷房の効いた)ところで生活することが多い人
は、できるだけ体を動かす(軽い運動をする)ことです。体温が上がると血行が促進され
ますので、全身に酸素や栄養が届きやすくなりますし、免疫細胞も活性化されやすくなり
ます。そして、ストレス解消にもなりますので、自律神経の働きもスムーズになります。

室内ではスクワットや背筋を伸ばして腕を上げ、体を大きく動かしてみましょう。外でも
大丈夫な人はウォーキングや軽い縄跳びなどにも挑戦してみましょう。実際に縄跳びでな
くても、縄を持ったつもりで軽く跳躍するだけでも同じような効果が期待できます。
食事については、いろいろなところでさまざまなメニューが紹介されていますが、それも
大切ですが、ポイントは腸内環境を乱さないような飲食を心がけることです。冷たいもの
の摂り過ぎ、食事の代わりに飲み物だけといったことは避け、できるだけ普通の食事を心
がけることです。つまり、正常に機能している腸内環境を壊すようなことを慎むことです。
そして、できるだけ予定を少なくして、リラックスできる時間を作るようにしましょう。
十分な睡眠は必須ですが、不足気味の人は「短い昼寝」などもおすすめです。
夏の免疫を維持するベストな方法は、極端に夏バージョンの生活にシフトしないで、でき
るだけ普段通りの生活をすることです。