吉瀬美智子さんの完全犯罪 – 死刑台のエレベーターを偶然観た!
主役級の俳優さんがズラッと並ぶこの映画、さすがに名優揃いで
ついつい見入ってしまったのですが、すごいニアミスの連続から
どんどん話が複雑になっていくという昭和時代のストーリー展開
が逆に懐かしい感じがしました。
ときどきアンバランスなところも、ある意味、息抜きになっていた
かも知れません。(笑)
しかし、最初にほとんどの材料が出尽くした感じがして、あとは
どのような結末が待っているかだけの楽しみでしたが、それも
残念なことに次々とすぐ先を予想させるような展開になっていくので、
少々お粗末な内容のようですが、さすがに主役級の役者さんが
並ぶだけに、その演技に見惚れてしまうという映画です。(笑)
とりわけ、吉瀬美智子さんの心理的演技、阿部寛さんの肉体的演技
が見どころのような気がしました。
ストーリー的には、別にどうというものでもなく、昭和の人気ドラマ
水戸黄門のように、ほぼ誰にでも話の展開は見通せるのですが、
それでも最後まで観てしまうという不思議な流れの映画です。
もちろん、多少のひねりもありますが、特別複雑なものでもなく、
安心して想像通りの結論まで観ていられる疲れない映画なんですね。
決して退屈ではありませんので、時間のたくさんあるときに、
酒でも飲みながら観る最適の娯楽サスペンスといったところでしょうか。
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