「あげること」と「もらうこと」!
先生と生徒、親と子、
教えるのは先生・親であり、教わるのは生徒・子だと
世間一般には思われています。
しかし、自分の意に沿った育ち方しか認めない人の下では
健全な育ち方をすることはありません。
人は誰でも一方的に与えて生きているということはありません。
先生は生徒の疑問・質問から自分も学び、
上司は部下を指導することで何かを学び、
親は子の成長を通してさまざまなことを学んでいるのです。
お互い
「与えること」「与えられること」で人間関係は築かれるのです。
日本人は古くから「遠慮」を美徳とするところがあり、
すすんで「与える」ことはしますが、
「与えられる」ことをためらう人が多いのです。
「お気持ちだけいただきます」とかいうのはその典型的な
日本人的な「相手に対する礼儀」なのかも知れませんが、
相手の立場で考えれば、
せっかくその人のためを思って用意したものを断られたら、
少し寂しい思いをすることになります。
あなたがその人と親交を深めたいと思っているなら
有形無形を問わず与えられたものは
心からの感謝の言葉を添えてしっかり受け取らなければなりません。
親密な人間関係の構築には
「与える」こと、「与えられる」こと
のどちらも大切なのです。
多くを与え、多くを与えられることで
より強固な人間関係が出来上がっていくのです。
まわりみち
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